小売業(パン製造)異業種参入で600万円(平成24年~平成26年)
小売業(パン製造)異業種参入で600万円(平成24年~平成26年)
投稿日:2016年12月15日 カテゴリー:地域雇用開発助成金,助成金受給例,雇入れ関係の助成金,製造・小売業
業種 | パン製造 |
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事業規模 | 正社員:4名、パート:6名 |
助成金受給額 | 600万円(300万円×2回) |
受給した助成金 | 地域雇用開発助成金 |
地域 | 札幌市 |
当センターがお手伝いしたこと
- 申請書作成および提出代行
- 労働契約書の作成支援
- 社会保険、雇用保険、労働保険各種お手続き補助
- 求人票作成支援および提出代行
- 給与計算
- 出勤簿チェック
- 支給申請書作成および提出代行
助成金受給までの流れ&その後
「パン屋をやりたい」~異業種からの挑戦~
まったく異なる業種の社長さんから、
「パン屋をやることが昔からの夢だった」
というお話をいただき、助成金でお手伝いをさせていただくことになりました。
私たちが関わらせていただいだ時には既に
パン屋専門のコンサルタントの方がおり、
大まかなコンセプトや設備、人件費予想などが
固まっておりました。
地域雇用開発助成金とは?
そこでご提案させていただいたのが、地域雇用開発助成金です。
こちらは、新規創業ではなく、異業種参入でも利用できる助成金です。
雇用機会が特に不足している地域(札幌含む)の事業主が、
事業所の設置・整備を行い、併せてその地域に居住する求職者等を雇い入れる場合、
設置整備費用及び対象労働者の増加数に応じて、
1年毎に最大3回、助成金が受給できるという制度です。
大まかな設備の購入元が決まっていたこともあり、
スムーズに計画届を申請するに至り、順調に進んでいきました。
しかし、町のパン屋さん、というには大きく、パン工場というには小さな規模のパン屋を
企画されており、必要人数は10名!
パン職人の経験者がなかなか集まらず、当初は大変苦労されておりました。
地域雇用開発助成金の現在
この地域雇用開発助成金ですが、
現在は本記事でご紹介した事例の時期より、要件が厳しくなっております。
助成金額は、下記の通りとなっております。
設置・整備費用 | 支給対象者の増加数(( )内は創業の場合のみ適用) | |||
---|---|---|---|---|
3(2)~4人 | 5~9人 | 10~19人 | 20人以上 | |
300万円以上 1,000万円未満 |
50万円 | 80万円 | 150万円 | 300万円 |
1,000万円以上 3,000万円未満 |
60万円 | 100万円 | 200万円 | 400万円 |
3,000万円以上 5,000万円未満 |
90万円 | 150万円 | 300万円 | 600万円 |
5,000万円以上 | 120万円 | 200万円 | 400万円 | 800万円 |
※1回目の支給時に限り支給額の1/2の金額が上乗せされます。(中小企業限定)
創業の場合は、さらに1回目の支給額の1/2の金額が上乗せされます。(中小企業限定)
例えば対象経費1,000万円、雇入れ5名ですと、
100万円が3年に渡り受給できるので、最大でも400万円の受給となります。
受給には様々な要件が・・・コツとテクニックが必要です。
本例のパン屋さんが頭を悩ませたのは、人材の確保でした。
対象労働者が退職してしまったら、3ヶ月以内に補充しなければならない、
住民票の住所が労働局で指定した地域でなければならない、など
様々な要件がございます。
せっかく見つけた対象者の求人応募時の住所が東京のままだったので、
対象とならなかった、という悲しいケースも・・・。
また、対象労働者とするには雇用保険の被保険者でなければならないのですが、
「ダンナの扶養の範囲内で働きたいから・・・」と
労働時間に制限があり、対象とできない方も出てきました。
人数を期限までに確保するために(面接時に納得が行っていなくても)とにかく採用した結果、
社員の問題行動に頭を悩ますことも・・・
ほんとうに、山あり、谷ありの申請でした。
それでも、正味600万円の助成金を受給することができました。
大変そう・・・と思った方もいらっしゃるとは思いますが、
うまく制度を利用できれば、経営の助けになることは間違いございません!
申請代行は、さっぽろ助成金センターにご相談下さい!
助成金の受給には、そういったノウハウやコツとテクニックが必要です。
受給実績が多くある、さっぽろ助成金センターにお気軽にご相談ください。